3分あれば読めるエッセイ「復讐は誰のためにもならない」

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花

離婚と聞くと、どう思うだろうか。今や離婚は珍しい話ではない。

私の周りでも離婚する夫婦は多い。

離婚より私が驚いたのは、婚約破棄である。めちゃくちゃ仲良しに見えたカップルが婚約破棄なんて話になると、もうわけがわからない。「何があってそうなったの?」と疑問に思う。

プロポーズの言葉もちゃんとあって、お互いの両親にも結婚することを報告。しかし、式の日取りを決めたり顔合わせの日程を決めようとすると「やっぱり結婚は辞めよう。別れよう」と言われる。そんな体験をした知人女性がふたりいる。

ひとりは単純にマリッジブルーだったらしく、その後時間を置いて再び結婚へ向かっているらしいが、もうひとりは結婚することに重圧を感じ借金やら浮気やらしてしまっていたらしい。

プロポーズの後に「気の迷いだった」と言うのは、付き合ってくださいと告白したあとで「やっぱり合わないから別れよう」と言うのとはわけが違う。つまり、結婚と恋愛は違うものなのだ。

私や友人の多くが30歳を目前としている年齢なので、結婚に対してもいろんな思いがある。子どもを産むにもそろそろ…と考えることも多いだろう。

そんなとき、プロポーズされて喜んで両親にも報告して両家の顔合わせの予定や結婚式場の予約までしていたのに、浮気が発覚して「別れたい」なんて言われたら、天国から地獄に一気に落ちる。結婚とはなんなのか理解した上で、プロポーズしてくれたのではないのか!と言いたくなるのもわかる。

結婚と恋愛は違うと言ったが、どちらにも共通して同じなのは相手は好きな人、信頼した人であるということだ。結婚している夫婦と恋人関係では立場が少し違うけれど、そんな相手から別れ話をされたら、一度は愛情を持った人だからこそ身体の奥から憎しみが沸き上がって来ると思う。

「婚約破棄されたので、慰謝料を取りたい。相手の浮気が原因で離婚するので慰謝料をふんだくってやる!」

自分が受けたショックをなんらかの形で相手に返してやりたい気持ちはわかるが、そういう復讐心というのは、案外自分のためにならない。

例えば夫に浮気されて離婚したいと切り出された場合、相手の女にも夫にもそれなりの代償を払ってもらおうと思うことが多い。でも、相手の女のことを考えたり、浮気した夫のことを考える時間はどんどん増えてきて、なおかつ弁護士を立てようとすればお金だってかかる。

すんなり相手が自分のしたことを認め、たっぷりと慰謝料を払ってくれるのならいいかもしれないが、実際慰謝料をもらおうとしても相手が相当な富豪でない限り大した金額はもらえないし、いろいろと面倒なことになるケースが多い。

知人からこういう恋愛トークを聞かされると、遠い昔、好きな男に振られたときにいろんな思いが自分の中でグルグルと回っていたことを思い出す。自暴自棄になっていたと今ならわかることもある。

相手に復讐してやりたい気持ちはよくわかる。でも、もしそう悩んでいる友人がいたなら、私は「一刻も早くそんな相手から離れて、自分がやりたいことをやって、自分だけの人生を歩んだ方がいい」と言うだろう。「結婚する前でよかった」とも言うかもしれない。

相手に復讐するとなると、時間も時にはお金もかかる。復讐した後、自分自身がさっぱりするだろうか、それとも復讐なんてしなければよかったと思うだろうか。

そういうときに限って、いろんなことを考えて悩み苦しみもがいて、あとから「あんなことしなければよかった」と後悔するような行動を取りがちだ。

復讐は、徐々にエスカレートし、収拾がつかなくなることもある。復讐したところで、自分の気持ちがスッキリするとも限らない。

でも、見知らぬ私にそんなことを言われたら「お前に何がわかるんだ!」と怒鳴りたくなるかもしれない。

なので、私が婚約破棄とスッキリというワードで思い出す一番の小説を紹介したいと思う。

 


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プロフィール
2あそこのほくろ

プロ小説家を目指す主婦。「通りすがりの人の身体のどこかにあるほくろくらいどうでもいい話」をコンセプトに、このブログで3分で読めるエッセイを執筆。小説家になろう・カクヨム・アルファポリスにてオリジナル小説を公開。

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