最近読んだ本『生命式』

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花

最近はなるべく本を読むようにしているが、図書館で借りたり中古の安い本を買いあさっているため、最新の本を読もうと決めて一冊を手に入れた。

最近ドはまりしているのが、村田沙耶香の作品。

前回読んだ『消滅世界』からハマって、村田沙耶香のエッセイ本まで手に入れた。

彼女の作品の大半を手に入れたが、まだ全部読めていないのでとりあえず、最新の『生命式』を紹介したい。

ここから先はネタバレになりかねないので、読みたい方はぜひ手に入れてもらいたい。

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芥川賞を取った作品は読みにくい

ただ単純に、これは私がこれまでずっと持っていた持論だった。読書量も多くない私による、独断と偏見である。

おそらく私は、ある一定の表現を好まないのだと思う。苦手な作家をあげると、真っ先に思い浮かんでしまうのが村上春樹。芥川賞作家の諏訪哲史の本を読んで混乱したことも思い出す。

諏訪哲史には何度か会ったことがあるからなのか、彼の本を理解できないのは悲しい。でも、一ミリも理解できない(笑)

何度も書いているが、私が好きな小説家は角田光代や唯川恵、森博嗣、姫野カオルコ、山本文緒、桜庭一樹などがいる。

角田光代はとびっきり好きな小説家だが、彼女の時と同じで村田沙耶香の作品は、すっと入り込むことができた。

だから、読み始めからもうずっと面白い。

なので、村田沙耶香によって私のこの無意味な持論は崩された。

独特な世界観

通常考えたらあり得ないことだが、例えば『生命式』の中には人がなくなるとその人を食べる話がある。

ぎょっとすることだが、この本の中ではそれがごく自然なことになっている。

人の命が終わればその肉体をいただく。

そして、その肉を食べるために生前よくしてもらっていた人たちが集まり、若い人たちは次の命を繋ぐ。

おそらく、数年後にそんな常識がこの世の中に出てくることはないだろう。でも、世界は常に変化し続けていく。

昔はタブーだったことも、いつしか常識になり、それを理解できない人は頭が固いとか、古い人だと言われる時代が来るかもしれない。似たようなことは、今でも現実に起こっているのではないかと思う。

人間のもともと持っている本能と、社会を生きるうえで生まれる感覚や気持ちが、いい具合でマッチしていると感じた。

『消滅世界』についても、同じことが言える。人口が減少することによって、人間が人の生命をもっと手軽に増やそうとする日が来るかもしれない。愛という概念が変化していくことだって、あり得る。

ただひとつだけ感じたのは、村田沙耶香は性に対して強い感情があるのかもしれない。『生命式』や『消滅世界』にもあったように、人間が子どもを作る方法が多様化した社会が描かれている。

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プロフィール
2あそこのほくろ

プロ小説家を目指す主婦。「通りすがりの人の身体のどこかにあるほくろくらいどうでもいい話」をコンセプトに、このブログで3分で読めるエッセイを執筆。小説家になろう・カクヨム・アルファポリスにてオリジナル小説を公開。

本の話
あそこのほくろ
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