最近読んだ本『結婚相手は抽選で』

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花

土曜の夜11時半から大人のドラマという枠がある。ドラマなんて最近は滅多に観ないのだが、たまたまそのときはヒマつぶしで観てみた。そして、そのままハマってしまい、本を読んでみることに。

最近は結婚しない若者が増えて、結婚年齢も上がったという。確かに、私の周りは結婚した人の方が少ない。結婚適齢期と呼ばれる年代なので、これから増えて来るのだろうかと思うが、結婚のけの字どころか、彼氏のかの字も出て来ない友達が多い。今や、恋人と過ごすことが面倒くさいと感じる男女が増えたんだとか。自分の趣味に没頭できない、恋人を優先しなければいけない、などなど恋人を作ることにメリットを感じないため、ひとりでいることを選択する。

国が結婚相手を居住している場所に区切り抽選で決め、それに従って未婚のある一定年齢に達した男女はお見合いをする。そこでお互いが気に入れば、結婚。自分の都合による断りは3回まで。3回断ったら、テロ撲滅対策のために働かなければならない。

こんなめちゃくちゃなこと、起こるはずがないとわかっていても、少子高齢化問題や結婚年齢が上がることで国が対策を取ろうとする日があるのかもしれない。結婚とは、本来自由に選択できることではあるけれど、ある一定の年齢になった男女なら結婚し家庭を持ち、子どもを持つことが当たり前のように思われていたこともある。結婚したら仕事を辞めて専業主婦になる家庭が一般的だったのが、共働きの家庭が今は多く、働いても働いてもお金は貯まらず、自分の好きなことを心置きなくできる時間がなく、仕事に毎日通うだけの日々に嫌気がさしてくる。そんな現状が、今の若者には見えているのかもしれない。だから結婚することが何のためになるのか、わからないのかもしれない。

結婚している私でも、結婚のメリットデメリットを聞かれると答えられないけれど、結婚は悪いことばかりではないし、子どもができることで見える世界もまた変わって来ると思う。私自身は子どもを持つことに自信がないため、結婚していても子はなし。生まれてきたら何が何でも育てるしかないし、やるようになると親や親せきには言われるが、そもそも子どもを持つことは、そんなに簡単なことではないと私は思う。でも、私にも少しずつ子どもを望む気持ちは生まれてきている。周囲から急かされたり、これが当たり前だと押し付けられたりすると、なおさら反発したくなるものなのかもしれない。自然と芽生えて来る気持ちだと思う。

国が抽選で決めた結婚相手を3回断ったら、テロ撲滅対策組織に入れられる。それが嫌で、とにかく早く結婚するをこと決めたはいいが、結婚生活はそれでは成り立たない。結婚したはいいが、その後続かず離婚することになる夫婦は一気に増える。それでは、国にとってもやっぱりメリットはない。

結婚とは一体何なのか、親になるとはどういうことなのか今一度考えてみたくなる作品だった。


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プロフィール
2あそこのほくろ

プロ小説家を目指す主婦。「通りすがりの人の身体のどこかにあるほくろくらいどうでもいい話」をコンセプトに、このブログで3分で読めるエッセイを執筆。小説家になろう・カクヨム・アルファポリスにてオリジナル小説を公開。

本の話
あそこのほくろ
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